☆☆☆　フクベノキ（瓢の木）☆☆☆

何だこれは？！
誰もが、目を疑う直径３０ｃｍの巨大な実！！
ソーセイジにロウソク、そしてフクベ、
ノウゼンカズラ科の実にはいつも楽しませてもらえます。

＜花と実＞
花は、約６ｃｍの夜開性。幹生花と言われるが、枝での開花が多い。
実は直径２０から４０ｃｍの楕円球形、重量は４〜１０ｋｇで圧巻。
熟してくると、りんごの香が漂ってくる。

＜実の中は？＞
実を覆っている殻は、厚さ２〜３ｍｍで軽いが、非常に硬い。
切断には良く切れる鋸が必要。
殻の中は、緻密なスポンジ状の白い果肉に平たい５ｍｍの種が点在。
果肉には、独特の臭気があり、長時間空気に触れると黒変。
果肉を取去り乾燥した殻の内部は、チョコレートの香。


学名：Crescentia cujete　科名：ノウゼンカズラ科
熱帯アメリカ・西インド諸島原産。樹高は５ｍ。
果実の殻を 各種の器や調味料入れ、工芸品･装飾品として使う。
楽器のマラカスに使われるのは、同属別種のCrescentia alata。
フクベとはヒョウタンやユウガオ（かんぴょうの原料）の別名。

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