＜　クライミング・イラン・イラン　＞　◎学名：Artabotrys hexapetalus、同じバンレイシ科のイラン・イラン（学名：Cananga odorata）と同様に、熱帯の素晴らしい香花として有名です。　◎半蔓性の低木で、名のクライミングの由来となっています。枝自体は堅くしっかりしていますが、長く伸びるため他の植物に撓垂れ掛かり成長します。　◎花弁はイラン・イランに比べ５、６ｃｍと短く、幅は１ｃｍと広く、肉厚で光沢があり、見た目がかなり違います。イラン・イラン同様に咲き始めは緑色で、咲き進むと共に黄色を呈します。　◎花弁が黄色になる頃から香り出し、イラン・イランの香りにバナナやマンゴーを加えた様なフルーティさで、香りは控え目ですが、イラン・イランよりさらに上品な香りです。　◎実は長さ３ｃｍほどのレモンに似た紡錘形で、１点から１０個ほどの実が放射状に付く集合果で奇抜な形状です。やがて黄色く熟し、花と同じ様に香り、中には大きなコーヒー豆の様な茶色の種が１〜２個入っています。